私たちジャニス工業は、皆様の生活に密着した“便器”や“洗面器”などの衛生陶器のメーカーとして、愛知県常滑市にて、70年以上にわたって、それらの衛生陶器を作り続けてまいりました。

衛生陶器の他にも、古くは下水道整備で主流となっていた土管（セラミックパイプ）を製造・販売し、ライフラインの整備に貢献してまいりました。また、透水性の陶製平板やレンガブロックなどの舗装材も製造・販売し、公園や駅前広場・歩道などに採用いただき、ヒートアイランド現象など環境負荷低減への貢献や街の景観に潤いと彩りを添えてきました。

今、時代はめまぐるしく移り変わっております。インターネットに代表される情報社会は、お客様のニーズをますます多様化させ、その中でヒット商品も数多く生みだされ、商品のライフサイクルは短いものとなってまいりました。
その反面、住宅市場では長期優良住宅普及促進法や住宅版エコポイント制度の導入など環境に配慮した制度が施行され長期にわたり使い続けることができる商品が必要になってきているともいえます。

私たちが製造販売する”やきもの・衛生陶器”は、生活に密着し、住宅同様、長期にわたりご愛用いただける商品であります。近年のリフォームニーズの高まりの中、私たちの主力商品であるトイレは、水まわりの中では交換までのサイクルが長く、長期にわたり使用できる技術と信頼性が必要であるといえます。

皆様の生活に密着した“やきもの・衛生陶器”。本社所在地の常滑は、古くは平安時代から窯元として栄え、日本六古窯（常滑、瀬戸、信楽、丹波、備前、越前）のひとつに名を連ねる歴史ある場所です。

そのような永い“やきもの”の歴史と伝統のなかで培われた技術と精神を受け継いでおります。使う人の立場で、ものづくりを考え、「お客様が満足する商品とは何か」を常に追求する姿勢は、「人にやさしい快適な生活環境づくりに貢献」という経営理念の主題となっております。

私達ジャニス工業は、環境問題においても真剣に取り組んでおります。
衛生陶器は製造過程で焼成を行う際、ＣＯ２を発生します。そのため生産部門では、以前から焼成に使用していた石油燃料から天然ガスへの完全切換を行いＣＯ２排出量を約22％低減（2008年単年度ベース）いたしました。また、本社・本社工場・大野工場・久米工場では、国際標準化機構（ISO）が定めた環境マネジメントシステムに関する国際規格であるＩＳＯ１４００１を認証取得しております。その中の久米工場は2008年には、国際標準化機構（ISO）が定めた品質マネジメントシステムに関する国際規格のＩＳＯ９００１を認証取得しております。

開発部門では節水便器の開発を推進し、洋風便器では、カタログ掲載商品のほとんどを節水対応便器とすることができました。営業部門では、節水便器の販売を通し、環境負荷の低減に貢献しております。 また、近年　メーカー団体の一員として、節水便器の普及を通して、CO2削減の啓蒙活動にも取り組んでおります。

私たちジャニス工業は、小ぶりな企業であることを生かし、お客様一人一人のお声を大事にし、より環境に配慮した商品の開発を進め「小さな巨人」を目指します。